ネットショップ・EC通販向けメール15選!メール構成も紹介

ネットショップ・EC通販向けメール15選!メール構成も紹介
ネットショップやEC通販の運営に、メール対応は欠かせません。
商品の交換や注文内容の変更など、さまざまなケースでメールは活用されます。

しかし、「顧客にどのようなメールを送れば良いのかわからない…」
このようなお悩みは多いのではないでしょうか。

この記事では、ネットショップやEC通販向けのメール15選を紹介します。
メールの構成もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ネットショップ・EC通販向けメールの4構成

ネットショップ・EC通販向けメール15選!メール構成も紹介
ネットショップ・EC通販向けのメールには、以下4つの構成があります。
 
  1. 件名
  2. ヘッダー
  3. 本文
  4. フッター

件名

件名は、メール全体の内容を具体的かつ簡潔にまとめたものです。

顧客のメールフォルダに届いてから最初に確認する内容なので最も重要な項目です。

分かりにくい件名では、顧客は自分に関係があると感じません。
他のメールとも埋もれてしまうでしょう。

開封されないと反応を得られないので、
レスポンスを高めるためにも分かりやすい件名を設定してください。

ヘッダー

ヘッダーとは、メールの最初の文章を指します。

ヘッダーではメール内容の詳細を伝えることが大切です。
読みやすいように3~4行程度で、挨拶文と要件をまとめましょう。

また、ヘッダーには自社の名前を記載することで顧客に安心感を与えられます。

なお、顧客に好印象を与えるために、担当者の名前や季節の挨拶を記載しましょう。

本文

ヘッダーの後に、本文を記載します。
本文は、顧客に伝えたい本題がしっかりと届けられるような内容にしましょう。

メールの目的を的確に伝えるために、
要件から説明、補足の順に記載してください。

最初に要件を記載しなければ、何を伝えたいのかが届きません。

顧客が内容を理解できないまま離脱につながるため、
本文の記載内容には注意しましょう。

フッター

フッターとはメールの末尾部分のことを指し、
先に結びの挨拶、次にショップの詳細を記載します。

使い回しでメールに記載する部分なので、事前にテンプレートを作成しておきましょう。

フッターで主に記載する内容は、以下のとおりです。
 
  • ショップ名
  • 住所・電話番号・メールアドレス
  • ショップURL
  • SNSリンク
  • ブログリンク

定休日や連絡の取れない日にち フッターに上記のショップ情報が記載されていると、
顧客がいざ注文したい時にすぐ情報をチェックできます。

また、フッターを記載する際は、
本文と区別するためにフッターの最初と最後にラインを用いることも大切です。

ネットショップ・EC通販向けメール15選

ネットショップ・EC通販向けメール15選!メール構成も紹介
それでは、ネットショップ・EC通販向けに用いられるメール15選を紹介します。
  1. サンクスメール
  2. 受注確認メール
  3. 入金確認・お礼メール
  4. 重複注文確認メール
  5. 商品欠品のお詫びメール
  6. 自動送信キャンセルメール
  7. フォローメール
  8. 発送遅延のお詫びメール
  9. 最短お届け日案内メール
  10. 配送時間帯の返信メール
  11. 発送完了メール
  12. 決済方法変更確認メール
  13. 未入金催促メール
  14. キャンペーンの案内
  15. 期間限定セールの案内

サンクスメール

サンクスメールは、注文のお礼と注文を承ったことを顧客に伝え、
安心感を与えるためのメール
です。

顧客から注文が入ったタイミングで送ります。

注文のお礼に加えて、注文情報の詳細も記載しましょう。
顧客側が注文した商品と、自社で注文を受けた商品情報に誤りがないか確認できます。

受注確認メール

受注確認メールは、確実に配送できることをお知らせするメールです。

顧客から注文を受けて在庫の有無をチェックし、
配送可能であることを確認してからメールを送りましょう。

メール内容に商品の発送と到着の予定日や、キャンセルに関する内容を記載すると、
顧客は今後の流れを把握できるので親切
です。

また、決済に関する内容や支払いの促しにも受注確認メールは利用されます。

入金確認・お礼メール

入金確認・お礼メールは、顧客に入金のお礼をするためのメールです。

顧客が商品代金の入金を行い、
入金の確認が取れたらメールを送りましょう。


また、あわせて入金後の流れも記載すると親切です。

入金確認のメールは、
商品発送前に入金が必要な決済方法を選択した顧客のみに送付します。

なお、後払いや代引きでのお支払いを選択している場合は、
まだ入金していない状態なので入金確認メールは送付しません。

重複注文確認メール

重複確認メールは、注文内容に間違いがないかを確認するメールです。

顧客側で正しく注文がされていないと思い、
同じ商品を複数回注文する場合があるので、その際にメールを送りましょう。

注文に誤りがなければ発送の手続きを行いますが、
間違いの可能性もあるため重複注文確認メールの送付が必要です。

重複注文確認メールで、購入キャンセルなどの手続きを促します。

確認せずに商品を発送すると、トラブルを引き起こしかねないので注意しましょう。

商品欠品のお詫びメール

商品欠品のお詫びメールは、
商品に欠品が出てしまったことをお詫びするためのメールです。

顧客からの注文を受けた後で、
欠品により発送できない時にメールを送付します。

欠品ですぐに発送できないことへのお詫びとその理由をしっかりと記載しましょう。

生産終了や急な注文殺到による欠品など、
EC通販の運営ではいつ何が起きるかわかりません。

欠品時は迅速に顧客にメールを送付し、
再入荷の見通しがあればメール内に記載することが大切です。

自動送信キャンセルメール

自動送信キャンセルメールは、注文がキャンセルされたことを伝えるメールです。

定められた入金日までに入金がなく、注文キャンセルされた時に送ります。

自社としては売上の機会を逃してしまいましたが、
ここで顧客に悪い印象を与えてはいけません。

「またの機会がございましたら宜しくお願いいたします。」
など丁寧な文章でメール作成をしましょう。

そうすることで、次回の購入につながる可能性が期待できます。

フォローメール

フォローメールは、商品に対する感想や満足度を調査するために用いられます。

十分な感想を聞くために、商品到着からだいたい1週間後にメールを送りましょう。

商品到着してすぐのフォローメールは、
顧客がまだ商品を使用しておらず、十分な感想を聞けないことになりかねません。

適切なタイミングで調査を行うことで、
自社商品のサービス向上や運営の改善につながります。

また、レビュー投稿を促すことも1つの手です。

レビュー投稿をしてくれたらクーポンプレゼントなど、
特典付与をすることでリピーター獲得につながります。

発送遅延のお詫びメール

発送遅延のお詫びメールは、
商品発送の遅れのお知らせとお詫びをするためのメールです。

受注確認メールに記載した商品到着日より遅れる場合に、
発送遅延のお詫びメールを送付します。


発送の遅れは顧客側に悪い印象を与える大きな要因です。
遅れることがわかった時点で、迅速かつ丁寧なお詫びメールを送りましょう。

発送日の見通しや発送遅延に対する対応も必ず記載する必要があります。

最短お届け日案内メール

最短お届け日案内メールは、顧客に商品到着の最短日をお知らせするメールです。

注文を受けてから発送まで顧客を待たせてしまう場面で送りましょう。
クレームの防止につながるので大切なメールの1つです。

注文からすぐに発送が可能な場合、メールの送付はいりません。

配送時間帯の返信メール

配送時間帯の返信メールは、
お届け指定日時に誤りがないか確認するためのメールです。

顧客から商品お届け日時の指定があった時に、
日時の確認と指定日時での配送を承ったことをお知らせします。


指定日時の希望に添えない場合は、その理由をメール内に必ず記載しましょう。

発送完了メール

発送完了メールは、顧客へ商品を発送してから送ります。
発送完了メールには、以下の内容を記載しましょう。
  • 発送日
  • 到着予定日
  • 配送会社
  • 追跡番号
  • 追跡URL
到着してから商品に不備があった場合の対応方法についても記載しておくと親切でしょう。

決済方法変更確認メール

決済方法変更確認メールは、
決済方法の変更を承ったことと確認を行うためのメールです。

顧客側で事前に指定された決済方法から、別の決済方法に変更した時に送りましょう。

また、クレジットカードなどで支払いが承認されなかった時にも送付します。

未入金催促メール

未入金催促のメールは、顧客に商品代金の入金を促すメールです。
入金依頼のメール送付後、数日経っても入金が確認できない時に送ります。

入金期日を忘れる人は少なくないので、
件名に【重要】などをつけてわかりやすいようにすることが大切です。

販売機会を失わないためにも、
入金期日後ではなく入金期日前にメールを送付しましょう。

キャンペーンの案内

キャンペーンの案内メールは、
販売促進などのキャンペーン開催時のみ送付します。

キャンペーン利用により商品を購入してくれる顧客が増える可能性は高いので、
まずはメールを開いてもらうことが大事です。

件名には、ポイント〇倍などのインパクトある文章を含めましょう。

期間限定セールの案内

期間限定でセールを開催するタイミングでメールを送付します。
期間限定セールは、売上をアップにつながる大きな要因です。

件名には、〇%OFFなどセール内容を数字を用いて記載しましょう。

ネットショップ・EC通販向けのメール作成で大切なポイント

ネットショップ・EC通販向けメール15選!メール構成も紹介
ネットショップ・EC通販向けのメール作成には、4つの大切なポイントがあります。
  1. スマホやパソコンごとに最適化する
  2. お客様に分かりやすい文章を作成する
  3. 迷惑メールと間違われないように工夫をする
  4. 機種依存文字は使用せずに作成する

スマホやパソコンごとに最適化する

メール作成時は、スマホとパソコンそれぞれに最適化させましょう。
特に現在は、スマホユーザーが増加しているからです。

ディスプレイサイズによって異なりますが、
1行における文字数の目安はパソコンとスマホで異なります。
 
  • パソコン:1行30文字前後が目安
  • スマホ:1行20文字が目安

パソコンのみに最適化させると、スマホユーザーに伝えたい内容が届きません。

それぞれに対応した文字数やレイアウトで作成し、どちらのユーザーにも内容を届けましょう。
また、送付前にはどのように表示されているか、テスト送信で確認が大切です。

お客様に分かりやすい文章を作成する

お客様に分かりやすい文章を作成しましょう。
なぜなら、メールを受け取る顧客の年齢や性別は異なるからです。

分かりやすい文章作成では、以下のことを意識しましょう。
 
  • 誤字脱字
  • 正しい敬語
  • 漢字表記
  • 1文の長さ
  • 改行
  • レイアウト
  • 行間
  • 横幅

全体的に統一感を意識し、分かりやすい文章作成に努めましょう。

迷惑メールと間違われない工夫をする

迷惑メールと間違われないような工夫もメール作成で重要なポイントです。

迷惑メールと認識されれば、ユーザーに開いてもらえません。
レスポンス率を大きく下げてしまいます。

まずは、件名にショップ名を含め、要件を簡潔にまとめるなど工夫しましょう。
メール本文には、配信者の情報も記載すると、信頼感を与えられます。

機種依存文字は使用せずに作成する

機種依存文字を使用せずに文章作成をしましょう。

機種依存文字とは、WindowsやMacなどのOSに依存する文字のことです。
例えば、丸囲みの数字やローマ数字などが挙げられます。

文字化けされた範囲は読めず、内容も確認できません。

文字コード「UTF-8」の普及により、文字化けするケースは減っていますが、
機種依存文字の使用は避けて文章を作成しましょう。

まとめ:ネットショップ・EC通販向けのメールは顧客目線で工夫して配信しよう

ネットショップ・EC通販向けメール15選!メール構成も紹介
ネットショップやEC通販では、
顧客に対するメール対応業務は非常に大切です。

丁寧な内容を適切なタイミングで送付することで、
リピーターの獲得につながります。


この記事を参考に、メール配信を工夫して顧客の興味を惹きつけましょう。