EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説

EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説
EC通販の事業拡大において広告は欠かせない存在です。
ただ、いざ広告を打ち出そうとしても、どの種類の広告を選べばいいかわからず
悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

EC通販事業における広告には、さまざまな種類があります。
この記事ではEC通販における広告の種類を解説するので、ぜひ参考にしてください。
 

EC通販における広告の種類とは

EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説
EC通販における広告の種類は多種多様です。
まずは大枠を掴むために、大きく4つに分けて解説します。
  1. インターネット広告
  2. マス広告
  3. マス広告以外の紙広告
  4. イベント広告

1.インターネット広告

1つ目は「インターネット広告」です。
周知のとおり、EC通販事業においてインターネット広告は当たり前のように活用されています。
インターネット広告の利点は、情報をアップデートしやすいことです。
また、クリック数やインプレッション数などのデータを分析できるため、
広告ごとで正確な効果測定を行えます。
 

2.マス広告

2つ目は「マス広告」です。
マス広告とは、テレビCMや新聞・雑誌などの大衆に向けて発信する広告を指します。
インターネット広告の重要性が高まっている昨今ですが、依然マス広告には高い影響力があります。
商品やブランドの認知拡大にマス広告は効果的です。
 

3.マス広告以外の紙広告

3つ目は「マス広告以外の紙広告」です。
ここで紹介する「マス広告以外の紙広告」は、同梱同封広告やフリーペーパーなどです。
マス広告とは異なり、ターゲットをしぼって広告を届けられるため、少ない広告費で効果を見込めます。
多くの人に情報を発信するわけではないので、認知拡大よりも販促に向いている広告です。
 

4.イベント広告

4つ目は「イベント広告」です。
イベント広告とは、プロモーションやサンプリングなどで広告宣伝を目的とする
イベントを開催することです。
実施場所が存在するため、情報を届けられるエリアは限定されますが、
コミュニケーションを交えながら商品を紹介できることがイベント広告のメリットです。
 

EC通販におけるインターネット広告の種類

EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説
約90%のEC通販事業者がインターネット広告を活用しているといわれています。
ただ、インターネット広告といっても種類はさまざま。
ここでは、特徴の異なるインターネット広告を6つご紹介します。
  1. リスティング広告
  2. アフィリエイト広告
  3. ディスプレイ広告
  4. ネイティブ広告
  5. 純広告
  6. SNS広告

1.リスティング広告

1つ目は「リスティング広告」です。
リスティング広告とは、検索エンジンでキーワードを検索した際に、
検索結果の上部に表示させる広告です。
潜在的に商品に興味を持っている層に広告を届けられます。
高い販促効果を見込めますが、運用には専門的な知識が必要です。
 

2.アフィリエイト広告

2つ目は「アフィリエイト広告」です。
アフィリエイト広告とは、アフィリエイトサイトに商品を登録することで、
ブロガーやメディア運営者に商品のリンクを発信してもらう広告です。
リンクを発信した方にも利益が発生するため、工夫を凝らして商品を自動で宣伝してもらえます。
ただ、自発的に広告を拡散しにくいため、短期的な効果は期待できないことが多々あります。
 

3.ディスプレイ広告

3つ目は「ディスプレイ広告」です。
ディスプレイ広告とは、webサイト上に設けられたスペースに表示させる広告です。
また検索エンジンの検索結果にも表示させられるため、
リスティング広告の一種と考えられる場合もあります。
商品と関連性の強いwebサイトに広告が表示されるため、
購入に至る可能性が高い層にアプローチできる点が強みです。
 

4.ネイティブ広告

4つ目は「ネイティブ広告」です。
ネイティブ広告は、メディアの記事やニュースと並んで表示されます。
広告らしさを抑えつつ発信できるため、警戒されることなく注目されやすいことが強みです。
ただ、まるで記事やニュースのような広告を作成する必要があるため、
手間とコストがかかります。
 

5.純広告

5つ目は「純広告」です。
純広告とは、広告主やメディアと契約を交わし掲載する広告です。
自社商品のターゲットと近い読者が集まるメディアに広告が掲載されれば、
高い認知拡大効果や販促効果を見込めます。
一般的にインプレッション数や掲載期間に対して広告費がかかるため、
コンバージョン率次第では利益を見込めないことがネックです。
 

6.SNS広告

6つ目は「SNS広告」です。
SNS広告とは、TwitterやInstagramなどのSNS内で表示させる広告です。
SNSのアルゴリズムにより、商品のターゲットとマッチしたユーザーに広告を配信できます。
SNSごとに年齢層や属性が異なるので、
商品と親和性の高いSNSを選び広告を出稿することがポイントです。
 

EC通販におけるマス広告の種類

EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説
インターネット広告が重視されている昨今ですが、マス広告には別のメリットや特徴があります。
認知拡大に優れるテレビ広告や、
特定のターゲット層にしぼってアプローチできるラジオ広告など、
4種類のマス広告をご紹介します。
  1. テレビ広告
  2. ラジオ広告
  3. 新聞広告
  4. 雑誌広告

1.テレビ広告

1つ目は「テレビ広告」です。
テレビ広告の利点は、15秒や30秒程度の時間で存分に情報を発信できることです。
視覚と聴覚を通じてアプローチできるので、強く商品を認知させられます。
ただ、テレビ広告内に購入に至る導線を設計することが難しいため、
効果の有無を明確に確かめられない点がデメリットです。
 

2.ラジオ広告

2つ目は「ラジオ広告」です。
ラジオ広告の利点は、ターゲットを限定できることです。
情報を届けられる相手が少ない点はデメリットですが、
ラジオ番組では番組とリスナーの心理的な距離が近いため、効率的に購買意欲を促せます。
 

3.新聞広告

3つ目は「新聞広告」です。
新聞広告とは、新聞の紙面内に設けられたスペースに出稿する広告です。
新聞広告は媒体の信頼度が高く、比較的高年齢層にアプローチできるので、
商品次第では高いシナジーを発揮します。
また、地方紙に広告を出稿すればエリアを限定して情報を届けられます。
 

4.雑誌広告

4つ目は「雑誌広告」です。
雑誌広告の特徴は、ターゲットをしぼって情報を届けられることです。
特定のジャンルに関心を持つ層にアプローチできるため、
上手くいけば高い販促効果を期待できます。
ただ、ターゲットが特定の雑誌の読者に限られるため、高い認知拡大効果は見込めません。
 

EC通販におけるマス広告以外の紙広告の種類

EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説
「マス広告以外の紙広告」としてご紹介すると、
一見注目されていない広告に思われてしまうかもしれませんが、
上手く活用すれば低コストで高い効果を発揮します。

ここでは、リピーター獲得に特化した同梱同封広告や、
地域の暮らしと密接に結びついたフリーペーパーの2種類をご紹介します。
  1. 同梱同封広告
  2. フリーペーパー

1.同梱同封広告

1つ目は「同梱同封広告」です。
同梱同封広告とは、商品の発送時に商品と一緒に発送箱に同梱される広告や、
通販カタログなどに同封して届けられる広告物のことです。
開封率が極めて高いので、広告をしっかりと認知してもらえます。

2.フリーペーパー

2つ目は「フリーペーパー」です。
フリーペーパーとは、生活と密接に結びついた情報をまとめた無料の印刷物です。
雑誌とは異なり読者が印刷物を購入する必要がないため、
エリアは限定されるものの比較的さまざまな読者に広告を認識してもらえます。
デメリットは他の広告に埋もれてしまう可能性があることです。
フリーペーパーは広告費でマネタイズしている印刷物であるため、
さまざまな企業の広告がたくさん掲載されています。
他の広告よりも目立たせる工夫が必要です。
 

EC通販におけるイベント広告の種類

EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説
最後にイベント広告の種類をご紹介します。
ここまでご紹介してきた広告とは異なり、場所と人が必要である点が特徴です。
コミュニケーションを交えながら商品を紹介できるため、商品の魅力をわかりやすく伝えられます。
また、見込み客の反応をその場で確認できることも強みです。
  1. プロモーション広告
  2. サンプリング

1.プロモーション広告

1つ目は「プロモーション広告」です。
プロモーション広告は施設や店舗で行うため、ターゲットと対面しながら情報を届けられます。
そのため、ターゲットの反応を確認しながら営業をかけられる点が特徴です。
ただ場所と人を準備する必要があるため、開催場所の選定や場所の確保などに手間がかかります。
 

2.サンプリング

2つ目は「サンプリング」です。
サンプリングの利点は、商品の魅力や特徴を説明しながらサンプルを手渡しできることです。
実際にサンプルを試してもらえる可能性が高いため、効率的に見込み客を増やせます。
サンプルのコストが発生する点や、サンプリングを行うスタッフを
手配しなければいけない点がデメリットです。
 

まとめ:EC通販では最適な種類の広告を選ぶ!

EC通販の広告の種類には何がある?種類ごとに解説
今回はEC通販における広告の種類を解説しました。
EC通販事業の拡大と広告の活用は切っても切れない関係にあります。
広告の種類によって、メリット・デメリットや特徴は大きく異なるので、
商品や目的にマッチした種類の広告を選ぶことが重要です。