EC通販でオフライン広告は有効？メリットなどを解説

インターネットが普及した昨今、EC通販の広告を打ち出すなら
オンライン広告が最適だと考えている方は多いのではないでしょうか。
たしかに、インターネットを通じて情報を発信できるオンライン広告は便利です。
ただ、オフライン広告にはオンライン広告にはないメリットがたくさんあります。
オフライン広告とオンライン広告、それぞれのメリットを理解し使い分けることが重要です。
この記事では、EC通販におけるオフライン広告のメリット・デメリットやポイントをご紹介します。
 

結論、EC通販にオフライン広告は向いています。
オンライン広告が不向きという話ではなく、オンライン広告がEC通販に有効だとされているのと同様に、オフライン広告もEC通販に適しているといわれています。
まずは、EC通販におけるオフライン広告のメリットを理解しましょう。
 

EC通販におけるオフライン広告のメリットを3つご紹介します。

1. インターネットに不慣れな層にアプローチできる
2. 物や紙として残る
3. 種類が多い

EC通販におけるオフライン広告のメリットの1つ目は、
「インターネットに不慣れな層にアプローチできること」です。
現代はインターネットが広く普及していますが、
まだまだインターネットに不慣れな層が多いことを忘れてはいけません。
そういった層に向けてオンライン広告を打ち出しても、なかなか情報を届けられないでしょう。
2021年にデジタル庁が発表した内容によると、
国内の年代別のスマートフォン保有率は以下のとおりです。

• 50代：96.0%
• 60代：87.6%
• 70代：71.1%

このように、70代からはスマートフォン保有率が著しく低下しています。
高年齢層をターゲットとするEC通販の場合は、いっそうオフライン広告が効果的でしょう。

また、都道府県によってもスマートフォン保有率は大きく異なります。
もっともスマートフォン保有率が高いのは東京都であり、93.0%がスマートフォンを持っています。
一方、鹿児島県では77.3%、秋田県と長崎県では77.1%の人しかスマートフォンを保有していません。
地方在住の層をターゲットとするEC通販においても、
やはりオフライン広告の価値は高まると予想できます。
参考：日本のデジタル度 2021|デジタル庁

EC通販におけるオフライン広告のメリットの2つ目は、「物や紙として残ること」です。
チラシや同封広告の場合、物理的に物や紙が手元に残ります。
オンライン広告の場合は、一度見た広告を再び目にしないケースも多いでしょう。
手元に広告が残れば、時間が経ってからでも購入や問い合わせに至る可能性があります。
 

EC通販におけるオフライン広告のメリットの3つ目は、「種類が多いこと」です。
オフライン広告といっても、その種類は多種多様。
テレビCMやラジオCM、新聞広告、折込チラシ、同封広告、看板などから、
目的に合わせて適切な種類の広告を選べることは、オフライン広告の強みです。
 

EC通販におけるオフライン広告のデメリットを3つご紹介します。

1. 広告内容の変更・更新が難しい
2. 効果測定が難しい
3. 初期費用が高額のケースが多い

EC通販におけるオフライン広告のデメリットの1つ目は、「広告内容の変更・更新が難しいこと」です。
一度作成したり、打ち出したりしたオフライン広告を変更するとなると、
オンライン広告以上にコストがかかってしまいます。
また、変更前の広告をすぐに廃止にすることも難しく、情報の更新が簡単ではありません。
 

EC通販におけるオフライン広告のデメリットの2つ目は、「効果測定が難しいこと」です。
効果測定のしやすさは、オンライン広告の方が優れているでしょう。
オンライン広告なら、広告が見られた回数やクリックされた回数、
問い合わせに至る確率などを数字で管理できます。
一方、オフライン広告の場合は、最終的なアクションの回数などは測定できますが、
細かなプロセスのデータの測定が困難です。
 

EC通販におけるオフライン広告のデメリットの3つ目は、「初期費用が高額のケースが多いこと」です。
もちろん種類にはよりますが、オンライン広告よりもオフライン広告の方が
初期費用は高いといわれています。
たとえば、テレビCMや新聞広告なら100万円以上の広告費が
発生するケースが一般的です。
高額な初期費用を費やしてでも広告を打ち出すべきか、慎重に吟味する必要があります。
 

EC通販でおすすめのオフライン広告集客方法を6つご紹介します。

1. テレビCM
2. 新聞広告
3. 雑誌広告
4. 折り込みチラシ
5. 看板
6. 同封広告

EC通販でおすすめのオフライン広告集客方法の1つ目は、「テレビCM」です。
インターネットが普及した現代でも、テレビCMには大きな影響力があります。
特定のエリアに住む層にアプローチしたいなら、ローカル局でのテレビCMが有効です。
 

EC通販でおすすめのオフライン広告集客方法の2つ目は、「新聞広告」です。
新聞広告の広告費は、新聞社や広告のサイズによりさまざまです。
費用と効果のバランスを考慮して検討しましょう。
 

EC通販でおすすめのオフライン広告集客方法の3つ目は、「雑誌広告」です。
雑誌広告の強みは、一定の読者が付いていることでしょう。
読者層とターゲットが一致している場合に有効な手段です。
 

EC通販でおすすめのオフライン広告集客方法の4つ目は、「折り込みチラシ」です。
折り込みチラシのメリットは、特定のエリアにしぼって広告を打ち出せることです。
高齢者層や主婦層に向けた広告に適しています。
 

EC通販でおすすめのオフライン広告集客方法の5つ目は、「看板」です。
エリアは限定されますが、不特定多数の人々に広告を見てもらえます。
繰り返し目にするケースも多いため、知名度のアップに有効です。
 

EC通販でおすすめのオフライン広告集客方法の6つ目は、「同封広告」です。
ターゲットが厳選された同封広告は、LTVの高い顧客獲得を目指すためにも、
とても有効な媒体です。

EC通販でオフライン広告を打ち出す際のポイントを3つご紹介します。

1. 適切な種類の広告を選択する
2. 効果測定を怠らない
3. クーポンを発行する

EC通販でオフライン広告を打ち出す際のポイントの1つ目は、
「適切な種類の広告を選択すること」です。
先述のとおり、オフライン広告の種類はさまざまです。
知名度アップや売上伸長など、目的に合わせた使い分けがカギを握ります。
 

EC通販でオフライン広告を打ち出す際のポイントの2つ目は、「効果測定を怠らないこと」です。
オフライン広告は効果測定を行いにくい性質を持ちますが、それでも効果測定は重要です。
広告の種類によっては広告費が高額なケースも多いので、
効果測定を怠ると利益の圧迫に気が付かない可能性があります。
 

EC通販でオフライン広告を打ち出す際のポイントの3つ目は、「クーポンを発行すること」です。
クーポンを発行すれば、ただオフライン広告を打ち出すだけでは取り込めない層を獲得できます。
またクーポンを発行しなくても、広告と同じタイミングで割引サービスを打ち出すのも効果的です。
新規顧客の獲得に注力するなら、クーポンの発行を検討しましょう。
 

今回はEC通販におけるオフライン広告についてご紹介しました。
オンライン広告に注目が集まる昨今ですが、オフラインにも独自の強みがあります。
これをきっかけに、オフライン広告の活用を検討してみてはいかがでしょうか。